校長先生の読み聞かせ

2020年1月29日 17時50分

 今日のなかよしタイムでは、体育館で校長先生のお話を聞きました。今日は、「星につたえて」という絵本を読んでくださいました。

 まだ生き物といえば海のクラゲしかいなかったぐらい昔の頃。クラゲは、ひとりぽっちで宇宙を旅するほうき星と出会い、楽しくお話をしました。やがて夜明けが近くなり、二人は、いつかまた会えたら、おしゃべりをしようと約束します。そして、クラゲは大事なことばを掛けようとしたのですが、できませんでした。クラゲはほうき星に、ずっと会えず、ほうき星に言いたかったことを自分の子どもに託しました。

 

 しかし、その子どもも、ほうき星には会えず、代々ずっとことばが伝えられていくのでした。

 子どもたちは、クラゲが言いたかった大事なことばは何なのか、考えながらお話を聞いていました。

 校長先生は読み聞かせの後、「誰にも大切な人がいるし、自分自身のことを大切に思ってくれる人がいる。そんな人だからこそ、けんかしてしまったり、傷付けてしまったりすることがあるかもしれません。そんなことがあったとき、この本のことを思い出してみてね。」とおっしゃっていました。

 身近な大切な人に自分の思いを伝えたくなるような、心温まるお話でした。