住友化学社友会の方との理科の実験(5年生)
2020年2月25日 14時37分今日は、今年度3回目の住友化学社友会の6名の方との理科実験の日でした。
今回は、5年生が「もののとけ方」の単元の学習を行いました。
5年生は先週までに食塩やミョウバンを使って水溶液を作る実験を行い、それぞれの溶け方の特徴を学習しています。
今日はその実験と比較しながら、「尿素」を使って溶け方の特徴について確かめます。
実験は2つです。
実験①は「尿素を水に溶かしたとき、温度は変化するの?」です。
メスシリンダーやビーカー、ガラス棒などを使って尿素を水に溶かします。溶かす前の水の温度は16℃~19℃でした。ほとんどの児童が変化しないだろうと予想していましたが、溶けた後の水溶液の温度を測るとなんと、班によっては-2℃まで下がっていました。
食塩やミョウバンを水に溶かしたときは温度の変化がなかったのに対し、尿素は溶けると温度が下がることが分かりました。
この特徴を使っているのが「冷却材」だということも分かり、生活の中に理科が関係していることを感じることができました。
実験②は、尿素の水溶液に合成のりを混ぜて、マジックで模様を描いたろ紙やペーパーフラワー、大きな松ぼっくりに液をかけ、しばらく置く実験です。「モコモコ結晶を作りましょう。」と社友会の方に言われましたが子どもたちには、何の事だか分からない様子です。
しばらくすると・・・。不思議なことに、ろ紙も松ぼっくりも大変身です。
モコモコと結晶が成長し始めました。これにはみんなはびっくりしました。
「うわー、きれい。」「雪みたい。」「もこもこしてきた。」と感嘆の声が各班から聞こえてきました。
これは、紙に吸い上げられた液の水分が、ろ紙の先端で蒸発して水の量が減るために、結晶を形成していくという原理です。子どもたちの中から答えを導き出すことができました。
今日の実験で理科が更に好きになった子が増えたようです。
毎年、浮島小学校の4、5、6年生の児童のために、様々な理科実験を行ってくださる住友社友会の皆様、本当にありがとうございます。
来年度もよろしくお願いします。