人権・同和教育参観日、講演会

2020年2月2日 15時01分
全校

今日は人権・同和教育参観日と講演会の日でした。

 

2校時は、授業参観でした。

1年生から6年生まで、人権・同和教育の視点に立って、道徳、特別活動、保健など様々な形で授業を行いました。

どのクラスも自分のこととして捉えながら、自分の意見を伝えたり、友達の意見を聞いたりしながら思いを深めていました。

 

 

講演会の講師、くすのきしげのり先生にも授業を観ていただきました。

『どの学級も素直でのびのびとしています。素敵な学校です。』とほめていただきました。

 

3校時は、講演会でした。

講師は、児童文学作家で、子育て・支援アドバイザ―、『おこだでませんように』など数多くの絵本を出版されている、「くすのきしげのり」先生、演題は『一人ひとりが みんな大切 ~あなたはどんな人になりたいですか~』でした。

 

 

   先生が出版されている絵本の中から、『おこだでませんように』『モグラのサンディ』『ぼくはなきました』『ええところ』を中心に読み聞かせをしてくださったあと、それぞれの作品に込められた思いや、絵本の楽しみ方についてお話してくださいました。絵本は文章だけでなく、絵から想像を膨らませながら読み深めていくことができることがよく分かりました。

 

『おこだでませんように』では、いつもいつも叱られてばかりの「ぼく」が、たなばたさまの短冊に願いを書く場面では、文章には書かれていないけれど、ちぎれて小さくなった消しゴムや噛んだ鉛筆から、登場人物「ぼく」が何を書こうかと悩んで悩んだ様子を推し量ることができました。

 

『ぼくはなきました』『ええところ』では、私たちは相手の心の動きや考えについて分かっているつもりで分かっていないこと、一人ひとりがみんな大切であり、一人ひとりが「ええところ」が必ずあることを改めて感じさせてくれました。

 

『あなたは将来何になりたいですか』と問うより、どんな人になりたいかを問うことで生き方に関わることになり、夢や志がもてることも教えていただきました。

 

最後に「くすのきしげのり」先生の詩『いいな「じぶん」』をみんなで読んで終わりました。

  保護者や地域からも100人近くの方に講演会に参加していただきました。

ありがとうございました。

 

  授業や講演会を通して、人権について考える温かい時間を皆で共有することができました。